Foundry社より、Katana 7.0v4、6.5v4、6.0v5 がリリースされました

Katana 7.0v4、6.5v4、6.0v5 をトリプルリリースしました。メンテナンス期間が有効なお客様に対して無償で提供され、ダウンロードが可能です。

各リリースラインは、それぞれの VFX リファレンスプラットフォームでコンパイルされていることにご注意ください。つまり、Katana 7.0v4 は VFX CY2023 を使用し、Katana 6.5v4 と 6.0v5 は VFX CY2022 を使用します。

これらのビルドには、重要なバグ修正に加え、以下のような機能強化が含まれています。

ネットワークマテリアル

新しいNetworkMaterialMultiSpliceノードを導入し、元のNetworkMaterialSpliceノードの機能を拡張して、複数のマテリアルを簡単に結合できるようにしました。

さらに、NetworkMaterialLayoutFilterノードを作成し、下流のNetworkMaterialEditノードで編集する際に、マテリアルのレイアウトから不要なノードを削除できるようにしました。MaterialInterfaceResolveノードは、マテリアルとNetworkMaterialEditノードの間のマテリアルインターフェイスの変更をシームレスに連携させることが可能です。

また、環境設定に新しいオプションが追加され、マテリアルのNodeGraphコンテキストでの接続を曲線または直線で表示できるようになりました。

パフォーマンス

パフォーマンスタブに除外リストが追加され、ノード名とノードタイプに基づいて特定のノードをフィルタリングできるようになりました。さらに、新しいドロップダウンメニューが追加され、結果をノードタイプと操作タイプで整理できるようになり、_NoName_のような全ての操作の下に隠れている結果が適切に表示されるようになりました。

使い勝手の向上

MetakeyとRender Only Selected Objectsのバグ修正が行われ、KatanaのNode Graphタブメニューも改善され、ユーザーがタブメニューでノードを検索し見つけやすくなりました。

リリースノート

改善についてのすべての詳細につきましては、リリースノート(英語)をご覧ください。

ダウンロード

Katana 以下バージョンは、メンテナンス期間が有効なお客様に対して無償で提供され、ダウンロードが可能です。

Katana 7.0v4 をダウンロード

Katana 6.5v4 をダウンロード

Katana 6.0v5 をダウンロード

メンテナンス更新をご希望のお客様は、こちらまでご連絡ください。

Katana 評価版

Katanaの30日間評価版はこちら
※ダウンロードにはアカウントを作成する必要があります。

Katana について

ルックデベロップメントおよびライティング作業をきわめて効率的に、そしてコラボレーションワークをスムースに行えるKatana®は、ユーザーのクリエイティブな可能性を広げ、今日最も要求の厳しいCGレンダリング プロジェクトに必要とされるスケーラビリティを提供します。

Foundry社WEBサイトで、「Katanaによるアニメーションミュージックビデオのライティング」の日本語記事が公開されました。

1974年に設立された白組様は、日本のエンターテインメント業界を牽引する存在として、常に新しい映像表現を追求してきました。

特撮映画やアニメーション作品、テレビCM制作、ハリウッド映画のVFXなど、幅広い分野で高い技術力を発揮しており、最新作『陰陽師0』では、Katanaを活用した最先端のVFX技術により、古典的な日本の美意識を取り入れた壮大な世界観を表現し、高い評価を得ました。

こちらの記事では、白組のVFXスーパーバイザー吉田裕行氏と、ライティング/コンポジットリードの石田裕太郎氏に、Katana導入の経緯やメリット、『陰陽師0』での活用方法について詳しく伺いました。Katanaがどのように制作効率を向上させ、クリエイティブな表現の幅を広げたのか、その詳細をぜひご覧ください。

記事はこちら | 白組が描く『陰陽師0』のVFX世界 – Katanaが支えた壮大な歴史ファンタジーのVFX制作

Katana について

ルックデベロップメントおよびライティング作業をきわめて効率的に、そしてコラボレーションワークをスムースに行えるKatana®は、ユーザーのクリエイティブな可能性を広げ、今日最も要求の厳しいCGレンダリング プロジェクトに必要とされるスケーラビリティを提供します。

Katana7.0 新機能紹介ビデオ(日本語字幕付き) が公開されました。

Foundry Japan のYouTube チャネルに、Katana 7.0 新機能紹介ビデオ(日本語字幕付き)が公開されました。ぜひご覧ください。

Katana 7.0 新機能紹介ビデオ(日本語字幕付き) – Youtube

動画一覧(タイトル):

  1. Katana7.0 イントロダクション
  2. Katana7.0 ネイティブUSDワークフロー
  3. Katana7.0 パフォーマンスと安定性

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Foundry社より、Katana 7.0 がリリースされました

Katana 7.0 リリース情報

Katanaを使用したUSDの旅はここから始まります

Katana 7.0でUSDの旅を始めましょう。USDネイティブのワークフローを実践しながら、Katanaの強力なルックデベロップメントとライティングツールを利用できます。この双方の利点をぜひ体験してください。KatanaでネイティブにUSDシーンを操作し、この主要な業界標準の利点をパイプラインに取り入れます。Katanaの制作実績のあるツールセットとUSDを使用して、あらゆる面からみなさまをサポートします。

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KATANA 4.0 でのUSD Preview Surface設定方法(日本語字幕付き)が公開されました。

KATANA 4.0 でのUSD Preview Surface設定方法(日本語字幕付き)が公開されました。このシリーズでは、USD Preview Surfaceのセットアップ方法を紹介し、Hydra Viewer でUSDマテリアルを表示できるようにします。ぜひご覧ください。

1 Loading USD Plugins Katana 4

この動画ではUSDノードのロード方法について解説しています。

2 Viewing USD Materials in the Hydra Viewer Katana 4

この動画ではUSD Preview Surfaceをセットアップし、Hydra Viewer でUSDマテリアルを表示できるようにします。

3 Viewing USD Lights in the Hydra Viewer Katana 4

Katana 4.0 でUSDライトを作成し、Hydra Viewer上で表示する方法について紹介しています。

Foundry社より、Katana 4.0 がリリースされました

Katana 4.0 がリリースされました

ライト、カメラ、Katana 4.0
次世代のルック開発およびデジタルシネマトグラフィを導入。

デジタルシネマトグラフィワークフロー

Katana Foresight Rendering

主要な更新

今までの流れを変えるような拡張機能と機能を備えたKatana4.0には、新しいArtist Focused Lighting Toolsが搭載されています。UXの画期的な偉業により、優雅さ、スピード、正確性を備えたKatanaのビューアで直接ライトを作成および編集してください。

一方、Katana 4.0の先駆的なForesight Renderingワークフローは、あらゆるパイプラインで真にすぐれたインタラクティブレンダリングプロセスを作成し、アーティストが思考する速度という点では、高速でスケーラブルなフィードバックのためにマルチショットやネットワーク化されたマシンに渡っての作業を可能にし、すべてに正しい選択ができる力を与えます。

” これは、これまで経験したことのないようなライティングです。
Katana 4.0を数週間使用していますが、もう元には戻れません!HydraとMonitor Layerの連携方法が本当に気に入っています。ライターとしては、これ以上のものはありません。どのスタジオもアップグレードを遅らせるべきではないと私は思います。 “
ライティングアーティスト Abel Vargas氏
 
 

Katana 4.0 新機能

アーティストに特化したライティングツール

実写撮影監督の思考プロセスをモデルにしたいくつかのワークフローで構成されたKatanaに新しく導入されたライティングツールは、UIおよびUXの驚くべき偉業で従来のデジタルライティング体験を一新します。

これらの新しいワークフローにより、アーティストは、撮影監督が現場で撮影するのと同様のロジックを使用して、思考する速度でライトを作成、配置、編集することができます。アーティストとチームは、比類のない創造的な解放と、アートディレクションの要求に直接対応できることで合理化されたワークフローを楽しむことができます。つまり、煩わしさの時間が減り、素晴らしいものを作成する時間が増えます。

複数同時インタラクティブレンダリング

マルチタスクが簡単に:新しく構築されたAPIにより、Katanaは複数のレンダリングを同時に実行できるようになりました。これにより、アーティストは同じファイル内のショット、アセット、タスク間で作業しながら画像をレンダリングすることができます。レンダリングの待ち時間に、アーティストがマルチタスクを実行してアートディレクションに関するフィードバックを提供できる無比のワークフローを提供し、反復サイクルの時間を大幅に短縮して、クリエイティブプロセスをスピードアップします。

また、Multiple Simultaneous Interactive Rendersを使用すると、アーティストは一つのコントロールから複数のショットまたはアセットに影響を与える一つの選択を行い、複数の結果を同時に検証することもできます。

ネットワーク化されたインタラクティブレンダリング

レンダリングにはパワーが必要です。そのため、Networked InteractiveRenderingは、アーティストが複数のインタラクティブレンダリングに取り組んでいるマシン以外のネットワークマシンを使用する機能を提供します。

この追加された「oomph」は、画像をローカルでレンダリングする際、アーティストのワークステーションのリソースが詰まってしまうバッチファームレンダリングを介した従来のテストレンダリングの必要性を打ち消します。終わってから完成したフレームに反応するのではなく、Katana UIでレンダリングのインタラクティブな進行状況を確認し、必要に応じて対応できます。

複数の同時レンダリングを実行するための柔軟なUX

KatanaのCatalogでは、ユーザーが定義したサイズでサムネイルを表示し、レンダリングされる画像の過程で更新できるようになりました。左または右のDockでサムネイルの垂直ストリップとして扱われるCatalogは、どこでもアーティストワークフローにとって非常に強力になります。アーティストが各レンダーの表示内容を追跡できるように、Graph StateVariablesとInteractive Render Filtersは、結合された列または個別の列として一覧表示されます。

アーティストは、Catalogから2つの画像を選択して、[Monitor]タブとHydra Viewer Monitor Layerでより大きな解像度で表示できます。[Monitor]タブでは、2つの画像を並べて表示したり、重ねて表示したりできます。パンとズームは同期させることができ、独立したままにすることもできます。アーティストは、作業中に2つの画像または同じ画像の2つの部分を比較できます。一方、Katanaのフロントバッファは常にシーンの状態に一致するビューアをオーバーレイするため、Katana4.0の新しいレンダリングモードを使用できます。

専用のレンダリングキューシステム

Katana 4.0にはKatana Queueという小規模なレンダーキューシステムが付属しており、アーティストのローカルマシンやネットワークに接続されたマシンで複数のレンダリングを管理することができます。Katana Queue Tabと呼ばれる新しいプロセス制御インターフェースから完全に制御されるスケーラブルなレンダリングソリューションにより、マルチタスクを実行している時、および休憩時間や会議に出かけるときでも、マシンを最大限に利用できます。

Mass Render Submissionスクリプト

スタジオとアーティストが 4.0 の新しいForesightワークフローを活用できるように、Katanaにはさまざまなオプションが作成可能なレンダーセットを投入するためのツールが含まれています。これは、シンプルなUIを作成するサンプルスクリプトの形式で提供され、KatanaのForesightワークフローの優れたスケーリング機能から発生する可能性のある組み合わせを示し、アーティストがワークフローに合わせてこれらを探索できるようにします。

Monitor Layerにおける画像ベースの選択

Katana 4.0では、Monitor Layerを使用するときに、各画像でレンダリングされたIDバッファーのピクセルを介して3Dシーン内のオブジェクトを選択する機能が導入されています。2つの別々のワークフローを統合することで、GLのオブジェクトとレンダリングされた画像間で2つの方法で機能する選択のタイプが1つになり、ワークフローがさらにスムーズになります。アーティストは、3Dシーングラフを拡張して処理コストを負担するのではなく、画像を直接操作して、そのピクセルに表示されているモデル部分を選択できるようになりました。これにより、アーティストはより速く、より効率的に反復できます。

複数のネットワークマテリアルを作成するためのNMCサポート

Network Material CreateノードがKatana4.0で更新され、1つのNMCノード内で複数のマテリアルを作成および管理できるようになりました。ノードのUIとUXの改善には、新しいパラメータUIの設計と、複数のマテリアルのポート接続システムの更新が含まれます。ユーザーは、マテリアル間でノードを簡単に共有し、1つのノード内で関連するマテリアルのグループを作成および並べ替え、ルック開発ワークフローをより効率的に管理できます。

NMEフィルタリングUI / UX

Katana3.6で導入されたKatanaのNetworkMaterial Editノードに、ノードのさまざまな状態のUIフィルタリングオプションをサポートするUI / UX拡張機能が追加されました。ユーザーは、どの状態を暗くするかを制御し、どのノードが編集されているか、新規であるか、切断されているか、または混ざり合っていないかをより明確に把握できるようになりました。

HydraViewer技術の更新

KatanaのHydraViewerは、4.0でKatanaをHydraに接続するブリッジを書き直したことで、ビューアの忠実性とパフォーマンスが向上しました。これにより、USD PreviewSurfaceやUSDLuxなどのUSD情報をより確実に理解できます。ビューポートは、フルシェーダーとテクスチャを備えたオブジェクト、シャドウを備えたライト、HDRイメージを備えた環境ライトを表示できます。その結果、ビューアの結果は見栄えが大幅に良くなる以外に、HydraRenderデリゲートをサポートするKatanaの機能が向上します。

USD Preview Surface および Shade編集のサポート

Katana 4.0には、KatanaがサーフェスマテリアルのUSD Preview Surface情報を作成、実行、編集できるようにする標準のUSD / Hydraプラグインが付属しています。ユーザーは、デフォルトのライティングで灰色ではなく、ビューアで作業のGLの近似値を確認できるため、以前のバージョンのKatanaよりも自信を持って作成できます。ユーザーは、Katanaの任意のアセットのGLとレンダリング結果の両方をルック開発できるようになりました。

USD Material Export

4.0では、Katanaがビューアとレンダラー用に作成したマテリアルをUSDPreview SurfaceとUSDShadeデータにエクスポートする機能を追加しました。これにより、ルック開発およびライティングアーティストは、他の部門のチームと作業を共有できるようになり、ビューアのプレビューがチーム間のクリエイティブな意思決定をより適切に伝え、調和させるのに十分な詳細さを備えていることに自信を持っています。

Katanaは、あらゆるUSDベースのパイプラインのルック開発のハブになることができます。

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2020-10-30

Foundry社より、Katana 3.5v4 がリリースされました

Katana 3.5v4がダウンロード可能になりましたのでお知らせいたします。 今回のメンテナンスのリリースでは、多数のバグが修正されました。

今回修正されたバグ:

  • マルチスレッドから同時にAssetReferencedOpを呼び出すときのクラッシュを修正。
  • クロップウィンドウが特定されている際のViewer (Hydra)タブのMonitor Layerにおけるレンダリング画像を改善。
  • Pythonベースのパラメータ表現によって実行される名前を持つノードを含んでいるノードグラフを変更するときの実行時間の改善。

Katana 3.5v4における変更点の詳細は、リリースノート(英語)をご覧ください。Katana Katana 3.5ラインにおける変更点に関するより詳しい情報は、Katana 3.5ドキュメント内の What’s New(英語) をご覧ください。

Katana 3.5v4 は、メンテナンス期間が有効なお客様に対して無償で提供され、ダウンロードが可能です。

いますぐ Katana 3.5v4 をダウンロード

メンテナンス更新をご希望のお客様は、こちらまでご連絡ください。

Katanaの90日間試用版はこちら
※ダウンロードにはアカウントを作成する必要があります。

Katana ご購入はこちら

KATANA v3.6 新機能紹介ビデオに「使い方の動画(日本語字幕付き)」4本が追加されました。

KATANA v3.6 新機能紹介ビデオに「使い方の動画(日本語字幕付き)」4本が追加されました。ぜひご覧ください。

“2, Network Material Edit とルックファイル” と “3, Network Material Edit とマルチショット” で使用する、チュートリアルファイルのダウンロードも可能です。

チュートリアルファイルのダウンロードはこちら
COURSE FILES タブをクリックするとzipファイルリンクが表示され、クリックするとダウンロードが開始されます。