NUKE STUDIOのPreferences設定

PreferencesメニューでNUKE STUDIOを使う際の様々な設定をおこなう事ができます。
アイコンなどの表示設定をはじめ、レンダリング設定やキャッシュ設定、カラーマネジメント設定など多岐にわたります。最適な設定をする事で快適に作業をおこなえます。

 

・Preferencesメニューを表示するには
Editメニュー > Preferencesを選択するか、Shift + Sを押します。

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Preferencesメニューは左側にセクションが表示され右側に選択したセクションの詳細が表示されます。

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Generalセクション
Auto SaveやOS間のパストランスレーションの設定をします。

Preject Defaultセクション
Projectのデフォルト解像度、フレームレートやカラーマネージメントの設定をします。

Performanceセクション
キャッシュやハードウェア、レンダリングの設定をします。

Behaviorsセクション
スタート時の画面やエクスポート、プラグイン、スクリプティングの設定をします。

Panelsセクション
インターフェイスやアイコン、ビューワーの設定をします。

 

主な設定
こちらの記事ではGeneralからPerformanceまで紹介致します。
General
アプリケーションの基本設定をおこないます。

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Autosave
ProjectおよびCompのAutosaveを実行する時間を設定します。Compはアイドル状態になった際にも Autosaveを実行します。

Path Substitutions
異なるOS間でファイルを共有する場合の各OSのパストランスレーションの設定をおこないます。
下にある+、-で追加、削除します。

 

Project Default > Color Management
NUKE Studioで使用するカラーマネージメントポリシーを設定します。

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OpenColorIO config
デフォルトのOpenColorIO configファイルを選択します。

Default Color Transform
ワーキングカラースペースやビューワー、各ファイルに対するデフォルトのカラースペースを設定します。
Nuke Script Project Settings
スクリプトを使用した場合に、NUKEネイティブLUTかOCIO LUTのどちらを利用するか設定します。

 

Project Default > General
シーケンスのデフォルト解像度やスタートタイムコードを設定します。

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Format
デフォルトの解像度とフレームレートを設定します。
Sequence
新規シーケンスのスタートタイムコードとタイム表示の設定をおこないます。

 

Performance > Caching
NUKE Studioではスムーズな再生をおこなうためにソースファイルをRAMにキャッシュします。

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Disk Caching
ディスクキャッシュの保存先やサイズを設定します。

Memory Caching
再生時やComp時のメモリーキャッシュサイズを設定します。

Audio Waveforms
オーディオウエーブフォーム表示のメモリーサイズを設定します。

Application in Background
アプリケーションがバックグラウンドになった際のキャッシュ動作の設定をおこないます。

Undo Caching Undo
バッファーサイズを設定します。

 

Performance > Hardware
NUKE Studioが使用するハードウェアの設定をします。

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Audio
NUKE Studioがオーディオを再生する際に使用するデバイスを選択します。

RED Rocket
R3Dファイルをデコードする際にRED Rocktを使用するか選択します。

GPU
再生パフォーマンスに影響を与えるGPU設定をおこないます。また、一部プラグインでCPUまたはGPUアクセラレーションを使用するか選択します。

 

Performance > Localization
NUKE Studioにはローカライズと呼ばれるビンファイルをローカルフォルダにキャッシュする機能があり再生の安定性を向上し、リロードが高速化できます。

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Paths
ローカライズ先のフォルダを指定したり、リモートフォルダなどの自動的にローカライズする必要があるファイルが保存されるフォルダを指定します。

Storage
ローカライズファイルの容量を指定します。

Inputs
ローカライズするルールやタイミングを選択します。

Network
ローカライズされたファイルの更新設定。

 

Performance > Threads/Processes
CPUの使用方法やレンダリングの設定をおこないます。

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Playback
読み込みや再生時に使用するCPUスレッド数を設定します。コーデック毎の設定も可能です。

Rendering
エクスポートやトランスコード時のスレッド数やバックグランドレンダリングの実行タイミングを設定します。

Downsize Filtering
ビットデプスによって映像のクオリティを変更できます。これによりプレビュー時間を短縮できます。

 

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