Nuke 9バージョンより、Nukeライセンスの仕様が少し変更されております。
Nuke 8まではFLEXlmというライセンスを使用しておりましたが、Nuke 9からはRLMというライセンスシステムを使用しています。Nuke 9のバージョンはFLEXlmライセンスでも動作しておりましたが、最新のNuke 10バージョンからはRLMのみで動作します。
なぜ変更するのか。また、利点は?
- 現在、多くのThe Foundry社製品はRLMを使用しています。全てのThe Foundry社ライセンスを単一ライセンスサーバープログラムで管理したほうがシンプルであり、また、全てのフローティングライセンスをRLMとしてひとつのライセンスサーバープログラムから配信することで、通常のNUKE/NUKEXライセンスとCOLLECTIVEライセンスの同時管理がより簡単になります。例えば、FLEXlmを使用するNUKE/NUKEXライセンスと、RLMを使用するProduction COLLECTIVEライセンスを同時に実行する場合、NUKEユーザーは必要なライセンスをきちんと取れているかを都度確認しなければなりません。
- FLEXlmには、複数のメンテナンス契約日で管理されているNUKEライセンスをお持ちの場合に、単一ユーザーが複数のライセンスをチェックアウトしてしまうバグがありました。RLMにはこの問題はありません。
- FLEXlmでは、最新バージョンのOSXにおいてマシンのSystem IDが切り替わるバグが発生していました。これにより、インストールされたライセンスは無効と認識されてしまうことがあります。RLMにはこの問題はありません。
- NUKEは7.0v1のバージョンからRLMライセンスに対応しています。従って、新しいRLMライセンスで引き続き旧バージョンのNUKEも実行することができます。(但し、FLEXlmのみに対応していたNuke 6またはそれ以前のバージョンは動作しませんのでご注意ください。)
参考URL: NUKE RLM migration (英語)
もしもメンテナンスが有効なNUKE関連製品をFLEXlmで使用している場合、以下の申請書に必要事項をご記入いただき、こちらまでご提出いただけましたらRLMライセンスへの移行手続きをさせていただきます。
RLM Transition Form (RLM移行申請書PDF)
【RLM移行申請書の記入内容】
- System ID of your current FLEXLM Nuke Server: 現在のマシンのSystem ID
*2つ表示される場合は両方ご記入ください。例:Raaaaaaaaaaaa:Xbbbbbbbbbbbb - Name: 担当者名(英文)
- Job Title: 職名(英文)
- Email: メールアドレス
- Company Name: 会社名(英文)
- Signature: ご登録担当者様の直筆サイン(英文)
- Date: 日付(英文)
※System ID は、Foundry License Utility (FLU) をダウンロードし、ご使用マシン上で
実行することで確認できます。確認方法の詳細はこちらをご覧ください。
RLM移行申請書を送付いただき次第、RLMライセンスへの移行手続きを進めさせて頂きます。