NUKE Roto/RotoPaintノードの操作に関して

※使用しているNUKEのバージョン:NUKEX 10.0v4

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こちらの記事では、NUKEのRotoまたはRotoPaintノードに関するTipsをご紹介致します。

 

▼マスク作成ツールの再実行

NUKEのRoto/RotoPaintノードでは、[Bezier]ツールなどでシェイプをひとつ作成すると、自動的に[Select All]ツールへ切り替わります。

再度[Bezier]系のツールへ切り替える場合は、そのまま[v]を押すと、前回使用していたツールを再度選択することができます。

 

 

▼RotoのSpline Keyアニメーションの補間方法を変更する

RotoのSpline Keyで作成したアニメーションのキーの補間方法を変更したい場合は、以下の手順で設定します。

  1. Roto/RotoPaintの[Spline Key]でキーフレームを設定します。
     
  2. [Dope Sheet]タブへ行き、[Dope Sheet]上にカーソルを置いた状態で、[Ctrl+A]を押し、全てのキーを選択します。
     
  3. 右クリックして[Interpolation]を選択し、変更したい補間方法を選びます。
     
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▼RotoPaintノードのペイントした内容を編集する方法

RotoPaintノード固有のペイント系ツールでペイントした内容を後から編集する方法は、以下の通りです。

  1. 手書きでストロークを描きます。
     
  2. [Select All]ツールを有効化します。
     
  3. ツール設定で[toolbar_show_paint_selection]モードを有効にします。そうすると、ペイントしたシェイプ上に、ポイントが複数表示されます。これらを選択し、移動、削除することで、後からの微調整が行えます。
     
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  4. 例えば、選択範囲を囲み、最初と最後の点を除いて全て削除すると、直線に変更できます。
     
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▼Rotoのアニメーション設定について

Roto/RotoPaintツールのアニメーション設定は、通常AutoKey方式ですが、[Bezier]ツール等のアニメーションは、Manual Key方式で設定することも可能です。

シェイプを作成した後に、Manual Key方式でアニメーションを設定したい場合は、[Select All]ツールを選んでいる状態で、Viewer上部に表示される鍵のアイコン[toolbar_autokey]をクリックし、無効化します。

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その後、キーを設定したいフレームに移動します。Bezierツールなどのカーブは白くなります。この状態では、カーブを編集することはできません。

Manual Key方式の場合、キーを設定したいフレームで、設定したい項目に手動でキーを設定することで、位置などを変更できるようになります。

設定する場合は、設定するカーブを一度選択したのち、その上で右クリックし、[set key]メニューからキーを追加する対象を選ぶことができます。
 
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  • そのフレーム上ですべての項目のキーを設定できるようにしたい場合は[curve(all)]を選択します。
     
  • Spline Keyの設定のみを行う場合は、[curve(spline-key)]を選択します。
     
  • プロパティのTransformタブ内での設定のみを行う場合は、[curve(transform)]を選択します。
     
  • [curve(attributes)]を選択すると、移動、変形以外のアニメーション可能なプロパティ[color][opacity]等にキーが設定されます。

尚、[toolbar_autokey]を無効化した状態でシェイプを新しく作成した場合、そのシェイプにはキーが全く設定されませんので、ご注意ください。(最初のアニメーションキーも、手動で設定する必要があります。)
 
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