MARIでHDR画像をペイントする

MariではHDR画像ファイルを読み込みペイントすることが可能です。

今回は必要な設定についてご説明致します。

 

  1. ChannelsパレットにてペイントしたいチャンネルのDepthが32ビットに設定されていることを確認します。

  1. Paintingパレットにてペイントバッファの色深度を16ビットまたは32ビットに設定して、Clampのチェックボックスを外して無効化します。

  1. EditメニューからPreferencesを開き、GPUタブでVirtual Texture Typeを16 (Half)または32 (Float)に設定します。

  1. 1.000よりも強い白色の値(HDR範囲)をペイントします。
    Colorsパレットでは、強度(Intensity)を上げて色を選択できます。
    Image Managerパレットでは、HDR画像を読み込み、キャンバス上へドラッグ&ドロップしてペイントできます。
  1. Pixel Analyzerパレットを開きます。ペイントした部分をColor Pickerツールで選択すると、値は1.000以上であることが確認できます。
  1. ペイントしたチャンネルまたはレイヤーを.EXRファイルでエクスポートします。
    例えばNukeに読み込んで確認すると、値は元の画像と一致してHDRとして読み込めていることが分かります。Nukeでの色情報の取得方法についてはこちらをご覧ください。

以上の手順で完全なHDR画像を読み込み、元の画像と同じ値でペイントすることができます。