▼概要
こちらの記事では、ローカルドライブと比較して、ネットワークディレクトリに直接レンダリングするときに発生することのある、パフォーマンスのオーバーヘッドについて紹介致します。
▼詳細
NUKEは、POSIX APIを使用してファイルをレンダリングします。NUKEが最終結果の出力先と同じディレクトリに.tmpファイルを作成し、そのフレームのレンダリングが完了するまで、データが一時ファイルに追加されていきます。レンダリングが完了すると、.tmpファイルが最終出力ファイルになります。
上記のプロセスでは、NUKEは頻繁に小さなデータパケットを最終結果の出力先ディレクトリに送信します。ローカルドライブ内に.tmpファイルを作成して最終結果の出力先に複製するということは行いません。
この方法は、ローカルドライブへレンダリングする時には、すべてのパケットが非常に迅速に出力先に到達するため、パフォーマンスに良い影響を与えます。しかしながら、ネットワーク上にあるドライブなど、より低速なディレクトリに書き込みを行う際には、ネットワークを介したレンダリングがローカルでのレンダリングよりも遅くなり、パフォーマンスのオーバーヘッドが発生する可能性があります。
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