こちらの記事では、NUKE 11でのGPU アクセラレーションに関するシステム要件の更新点について紹介致します。
NUKE 11より、一部のノードで使用可能なGPUアクセラレーションを使用するための条件が更新されています。
NVIDIA CUDA および ドライバのバージョンの更新
CUDA 8.0 & 6.5以上が要求されるようになりました。
Windows/Linuxの場合は、CUDAグラフィックスドライバはNVIDIA GPU向けの通常のドライバにバンドルされているため、ドライバのバージョンをr361以上にする必要があります。
Macの場合は、NVIDIAグラフィックスドライバにCUDAドライバはバンドルされていないため、別途インストールしていただく必要があります。 最低条件はドライババージョンr361です。
CUDAが対応バージョンでない状態で、NUKE11上でGPU アクセラレーションに対応しているノードの[Use GPU if available]を有効化した場合、「CUDA Error」が表示されます。
こちらが表示される場合は、一度NUKEを終了し、CUDAのバージョンを更新して、再度お試しください。
AMDの対応
NUKE11 より、AMDの対応が追加されました。
Windows
Windowsでは、次のリストのAMD GPUおよびドライバが必要です。
Windows GPU | ドライバ |
AMD FirePro W8100 | 17.Q2.1 |
AMD FirePro W9100 | 17.Q2.1 |
AMD Radeon R9 Fury X | 17.4.3 – 17.6.2 |
AMD Radeon RX 480 | 17.Q2.1 |
AMD Radeon Pro WX 7100 | 17.4.3 – 17.6.2 |
Linux
Linuxでは、次のリストのAMD GPUおよびドライバが必要です。
Linux GPU | ドライバ |
AMD FirePro W8100 | 17.Q2.1 |
AMD FirePro W9100 | 17.Q2.1 |
AMD Radeon R9 Fury X | 17.10 |
AMD Radeon RX 480 | 17.Q2.1 |
AMD Radeon Pro WX 7100 | 17.10 |
※上記以外のAMD GPUに関しましては、動作する可能性がありますが、十分にテストされていません。
Mac
Macでは、OS X 10.9.3 ‘Mavericks’以降の、Mac Pro 6,1 (Late 2013) 、MacBook Pro 11,5 (Mid 2015) 、MacBook Pro 13,3(Late 2016)のAMD FirePro GPUに対応しています。