MARI キャッシュの色付け

現在のMariのレイヤーキャッシュシステムで使われている色の識別についてご説明します。

 

キャッシュ化する前の計算

Mariでプロジェクトの作業をするとき、下図のようにレイヤースタックの右側に表示される色に注意してみてください。

これらは、各レイヤーがどれくらいのプロセスメモリを使用しているかを追跡するためのLayerSome計算です。

色は上図のように緑色からオレンジ色、赤色へのグラデーションで表示されます。一般的に、重いプロシージャルレイヤーやTriplanarレイヤーなど、より多くの計算処理が必要となるレイヤーは赤色で表示されます。結果的に、これらのレイヤーはパフォーマンスにマイナスの影響を与えてしまう恐れがあります。

 

キャッシュ化されたレイヤーを認識する

パフォーマンスを元の状態に戻すには、特に計算が重いレイヤーを格納するアーカイブで作業するときの負荷を避けるため、できるだけ多くのレイヤーをキャッシュ化することをお勧めします。Mariはレイヤースタックが埋まってきたときにキャッシュ化したレイヤーを簡単に識別できるよう、キャッシュ化したレイヤーを青色で網掛けします。

 

2色の青を見分ける方法として、[Cache Layers Up To Here]でキャッシュ化したレイヤーは明るい青色で表示されます。一番上のレイヤーまたは[Cache Layers]でキャッシュ化したレイヤーは濃い青色で表示されます。

キャッシュ化したレイヤーはロックされるため、再度ペイントを適用するには、そのレイヤーのロックを解除する必要があります。

 

その他の「キャッシュ処理中」の色

異なるレイヤーをキャッシュ化している間、Mariがアクションを完了するごとにレイヤーの色の状態が変わることがあります。例えば以下の画像をご覧ください。

通常、既にキャッシュ化された重いレイヤーのキャッシュ処理をMariが再計算するとき、スタックの右側の色は青色から明るいピンクが適用された紫色のスペクトルで表示されます。キャッシュ処理が完了すると同時に、これらの状態はキャッシュした時の選択方法によって元の青色のトーンに再び落ち着きます。

 

パフォーマンスが低下したと思ったら、是非ともご参考いただけますと幸いです。

 


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