先日、MARI 3.3がリリースされました。
今回は旧バージョンから最新バージョンへアップグレードする時の注意点について、いくつかご説明致します。
■ ダウンロードについて
Mariのメンテナンス契約が有効であれば、以下のリンクから最新版を入手できます。
基本的に、ユーザー様はメンテナンス満了日までにリリースされる任意のバージョンをご使用いただけます。
MARI 最新版インストーラのダウンロードはこちら
※注意: インストーラをダウンロードするには、Foundry社ウェブサイトのアカウント情報が必要となります。ダウンロードの詳細はこちらの記事をご覧ください。
NVIDIAグラフィックスカードをご使用の場合、Mari 3.3v1ではドライバのバージョンを378.xxにアップグレードしていただくことをお勧めしています。詳細はこちらの「ダウンロードについて」をお読みください。
■ MARIのプロジェクトについて
ソフトウェアをアップデートすると、プロジェクトを開くときにファイルが最新バージョンに変換されます。(例えば、バージョン 3.2 -> 3.3 または 2.6 -> 3.3など)
変換時にデータが破損しないよう、既存のプロジェクトファイルをバックアップしていただくことを推奨致します。これには「アーカイブ」機能が使えます。
▽プロジェクトのアーカイブ方法
- Mariで現在進行しているプロジェクトを閉じます。
- [Project]タブでアーカイブしたいプロジェクトを選択します。
- キャンバス下にある[Archive]ボタンをクリックします。
(もしくはプロジェクトを右クリックして[Archive]を選択します。) - 開いたダイアログでファイルの保存先を選択し、名前を入力します。
Mari archiveファイルの拡張子は .mra となります。 - [Save]をクリックしてファイルを保存します。
アーカイブ化した.mraファイルは、再度、Mariの[Open Archive]オプションから読み込むことができます。アーカイブに関する詳細はこちらの記事をご覧ください。
※Mariはプロジェクトに含まれる全てのデータをアーカイブ化します(Image Managerの画像、Shelvesのカスタムブラシ、その他)。そのため、データ量を削減するために、不要な画像やブラシをプロジェクトから削除したり、あるいはレイヤーの右クリックオプションからレイヤーをキャッシュ化してからアーカイブ化することをお勧めします。
■既存バージョンのアンインストールについて
MARIのビルドは個別のフォルダにインストールされるため、既存のバージョンをアンインストールする必要はありません。
ライセンスの設定は、既にクライアントマシン用のライセンスファイルが設定されている場合、引き続きソフトウェアをご使用いただけます。
もしも設定されていない場合は、アプリケーション起動後に開くライセンス画面にて、[Install License] > [Use Server]を選択し、「4101@ライセンスサーバーのホスト名」(RLM)を入力することで、ライセンスを認証出来ます。
クライアントマシンの設定方法についてはこちらの記事をご覧ください。
関連リンク
- MARI 3で旧バージョンのプロジェクトを読み込む
- Mariのプロジェクトを効率よく共有する方法(プロジェクトのアーカイブ方法)