※使用しているNUKEのバージョン:NUKEX 11.0v2
こちらの記事では、過去にFlipbookで計算した内容を再度再生する方法について紹介致します。
▼Flipbookのキャッシュ取得方法について
Flipbookのキャッシュを取得する手順については、こちらをご覧ください。
こちらの記事では、この操作を行って保存されたデータを使用します。
▼Flipbookのキャッシュを再度表示する方法
Flipbookのキャッシュファイルは、デフォルトでは、こちらで記載したように以下のディレクトリの下にあるflipbookフォルダへ保存されます。
Linux: /users/login name/.nuke Mac OS X: /Users/login name/.nuke Windows: drive letter:\Users\user name\AppData\Local\Temp\nuke
もし上記ディレクトリで確認できない場合は、PreferencesからTempフォルダの場所を確認し、その下のflipbookフォルダを探してください。
メインメニューの Edit から Preferences を選択し、左側の欄から [Caching] を選びます。 [temp directory] の項目でフォルダアイコンをクリックすることで、ディレクトリを確認できます。
確認したディレクトリから、再度Flipbookで表示したいファイルをReadノードで読み込みます。[Node Graph] タブで[R]キーを押し、開いたウィンドウで上記のディレクトリを表示します。こちらの画像では1つのシーケンスとなっていますが、複数回Flipbookでキャッシュを保存した場合、こちらに複数のシーケンスが表示されます。
以下の画像の黄色の枠内の▼をクリックすると、ウィンドウ下に選択したシーケンスを表示することができます。
[Open] で画像を読み込みます。これで、Viewer上でも確認が可能です。
Flipbookで表示を行います。[Viewer] タブ右下の [Flipbook this viewer] ボタンを押して、Flipbookのメニューを開きます。ここでは特に設定をせず、[OK] を押してください。
通常行われるキャッシュの保存がなく、そのままFlipbookが開きます。また、上記のウィンドウの設定に関係なく、現在読み込んでいるキャッシュの内容が再生されます。これで、過去に保存したキャッシュをFlipbook上で再生できます。