Mari 4.2 がリリースされました。

Mari 4.2 がリリースされました!

Foundry社より、Mari 4.2 がリリースされました!(*)
Mariのメンテナンス期間が有効な場合、すぐにダウンロードが可能です。

いますぐ Mari 4.2v1 をダウンロード

※注意:現在、Mari 4.2のMac版はリリースされていません。

Mari 4.2 新機能

Mari 4.2ではご要望の多かったMirror Projection機能が導入され、アーティストの効率、正確さ、そしてクリエイティブなコントロール性が劇的に向上します!

同時に対称的なペイントが行えるワークフローによってこれまでよりも早く作業ができるようになりました。Mirror Maskingは、ミラー平面の反対側にオーバーラップする二次投影ペイントを防ぎます。さらに、ミラー平面の位置は調整できるため、アーティストは対称的なペイントをどこで行うかを自由に選ぶことができます。

 

Mirrored Projection / ミラー投影

Mirror Projectionは、特化したUVレイアウトを必要とせず、ご要望の多かった同時に対称的なペイントを行えるワークフローをMariにもたらします。これまで、対称的に作られたモデルの両側に同じデザインをペイントするには、たくさんの反復作業とかなりの量のアセットの準備が必要でした。Mari4.2からは、ミラー平面の片側をペイントしながら、Mariがミラー平面の反対側に同じペイントを投影することができるため、アーティストの作業効率が劇的に向上します。

 

Mirror Plane Masking / ミラー平面のマスキング

Mirror Projectionのマスクは、ミラー平面の反対側にオーバーラップする二次投影ペイントを防止します。ミラー平面でマスクする面は、アーティストが見ている方向をベースに自動的に変更したり、片側のみ固定することができます。これまで、ミラー投影したペイントは、ミラー平面でオーバーラップして反対側にはみ出し、結果として非対称的な中心軸となっていました。投影ごとにミラー平面の反対側をマスクすることで、完全な反射エッジによりペイントをミラー平面で防ぎます。

 

Mirror Plane Manipulation / ミラー平面の操作

Mari4.2より、ミラー平面をオブジェクトまたはロケータに固定することができるため、ミラー投影の反射エッジを最適な対称位置と方向に調整が可能になりました。これまで、モデルを対称的にペイントするには、モデルがシーンの中心軸に整列されていることをまず確認する必要がありました。ミラー平面の操作が行えるようになったことで、事前に他のアプリケーションで下準備をする必要が無くなり、アーティストは対照的なペイントをどこで行うかを自由に選ぶことができ、効率とクリエイティブなコントロール性が増大します。

 

私はMariをどこでも使いました。実際に、弊社のテクスチャ部門ではMariが主力製品となっています。Mariは、遅延なしに膨大な量のジオメトリをペイントできる唯一のパッケージです。モントリオールのFramestore社テクスチャチームの一員であれば、99%の時間、Mariを使っています。

– Framestore社 『ブレードランナー2049』 リードテクスチャアーティスト Adam Goldstein氏

モントリオールのFramestore社がどのようにMariを使って『ブレードランナー2049』の素晴らしい美を作り出したかは、こちら(英語)をご覧ください。

 

アップデートや機能、既知の問題に関する完全な詳細は、Mari 4.2v1のリリースノート(英語)をご覧ください。

 

新しい改善をお楽しみください!

 

システム条件

Mari 4.2

  • Windows 7 64ビット以上
  • Linux 64ビットオペレーティングシステム(CentOS/RHEL 6)
    ※Mac OS X版は開発中のため後日リリース予定。

Linuxデスクトップマネージャに関する補足: MariはGNOMEで正式な検証が行われました。KDEなど、その他のデスクトップマネージャでも一般的に動作しますが、多くの不具合修正はGNOMEをターゲットにしています。尚、XFCEのようないくつかのデスクトップマネージャはMariと互換性が無いため、サポートしておりません。

Mari 3.3

  • Windows 7 64ビット以上
  • Linux 64ビットオペレーティングシステム(CentOS/RHEL 6)
  • Mac OS X 10.9.5 (Mavericks)または10.10.5以上

最小システム条件

プロセッサ クアッドコアCPU
ストレージ キャッシュとテンポラリーファイル用 10GB以上のディスク空き容量
RAM 4GBメモリ以上
ディスプレイ 1680 x 1050 ピクセル解像度以上
ビデオカード 最新ドライバを搭載したNVIDIA及びAMDグラフィックスカード、1GBのグラフィックスメモリ、OpenGL 3.2*以上

*ディスプレイメントのプレビューは、現在、OpenGL 4.0またはそれ以降に対応するカード及びドライバのみでご利用いただけます。

Mari について

MARIは、大規模なプロジェクトに対応できる創造的なテクスチャペインティングツールです。MARIには、多くの2Dペイント系ソフトウエアでは到達しえない創造的なツールセットを搭載しており、アーティストがペイント作業に専念することが可能です。MARIのインターフェースは 非常に反応が良く、軽快にペイント作業が進められます。3Dモデルに直接ペイントし、その結果をその場ですぐに確認することができます。また、制作時間を短縮し、今まで不可能とされていたテクスチャ制作を可能にします。

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