MARIのモデリング条件

ジオメトリ形式がObject、Ptex、Alembic、FBXのどのファイル形式であっても、Mariでジオメトリを使用する上で満たすべきモデリングの条件が幾つかあります。

 

モデルの条件

Mariで使用するモデルには特定の設定条件があります。

Mariは下図のようなオーバーラップしているUVのモデルをインポートすることができます。しかしながら、2DのUVビューでもオーバーラップしている範囲を3Dビュー(Ortho/Pers)でペイントすると、Mariはベイクを適用する一方のUVを強制的に選択するため、ペイントのアーティファクトに直面する可能性があります。これを回避するには、3Dビュー上で重なった一方の範囲だけを選択してペイントを適用します。

mari-overlappinguv

例えば、オーバーラップしたUVで右半分と左半分がミラーされた面にペイントする場合、片方の面だけにペイントすることで、ペイントの衝突を避けることができます。

※補足:UVビューではオーバーラッピングUVによるクラッシュは発生しないため、3Dビューでのペイントが難しい場合は、常にUVビューでペイントできます。

 

注意点:

以下に当てはまるモデルはMariでペイントできません

  • U軸で10を超えるUVは無視されます。

mari-over10

  • スタック化されたUVは、UVビューで個々に選択できません。スタック化されたUVから単一のUVを選択したい場合、まずOrthoかPerspectiveビューでそのUVを選択し、その後、UVビューに切り替える必要があります。
  • 負の値のUVにはペイントできません。

mari-negative

 

退化したUVを持つ面(UVがつぶれて線あるいは点になってUVレイアウトにおいて面積が無いポリゴン)はMARIで読み込めたとしても、一部の場合においては何らかの問題の原因となる可能性があります。UVの中で空間を占有していないため、このような面に対して正しくペイントすることはできません。また、いくつかのシェーダーでは退化したUVを持つ面に対して望ましくないライティング効果が生じる恐れがあります。

 


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