Mariは読み込んだオブジェクトのアンビエントオクルージョン(AO)を自動的に計算しません。
これは、複雑なオブジェクトほどAOの計算に時間がかかることと、マスクやシェーディングを使用しない限りAOは必要ではないからです。
計算したAOは、Projectionパレットのマスクや、Ambient Occlusionプロシージャルレイヤー、シェーダーなどで使用することができます。
AOの計算方法
オブジェクトのアンビエントオクルージョン(AO)は、読み込んだ各オブジェクトに対してそれぞれ計算する必要があります。使用する場合は、あとの工程で忘れないためにも、オブジェクトの読み込み時に計算しておくと良いかもしれません。
AOは次の手順で計算します。
- Objectsパレットを開き、AOを計算するオブジェクトを選択します。
- 以下のいずれかを行います。
・ [Objects]メニュー > [Ambient Occlusion]を選択します。
・ Objectsパレットの中でオブジェクトの項目を右クリックして、ドロップダウンメニューから[Ambient Occlusion]を選択します。
すると、Mariは現在のプロジェクト内にあるオブジェクトのAOを計算します。モデルのサイズや複雑さによっては時間がかかることがあるため、ひと息つくには丁度いいかもしれません。
以下はAOを適用することができる機能の一部です。
Projectionパレット > Ambient Occlusion Mask
Shadersパレット > Ambient Occlusionパラメータ
Layersパレット > Procedural Layer > Geometry > Ambient Occlusion
このように、計算したAOは様々な用途で使用することができます。
関連リンク
- MARI User Guide > Items and Objects > Working with Objects > Calculating Ambient Occlusion (英語)